家の子本当にアイコンタクトが出ていたかしら?と心配になりますね。
アイコンタクトが出ていたかどうかを調べる手がかりを述べますので、それを参考にして考えてみてください。
●0ヵ月の頃
抱っこをしている時、あなたが赤ちゃんの顔をみつめた時、赤ちゃんがあなたの顔をみつめていることに気がつかれましたか。
赤ちゃんがみつめていることに気がつかれたら大丈夫です。
●1ヵ月の頃
赤ちゃんのみつめる時間が長くなったと感じましたか。また前月よりもしっかりとみつめるようになったと感じましたか。
月齢が進むにつれて視覚が発達するので、みつめる時間が長くなり、しっかりとみつめてくるようになります。
前月よりも長く、しかもしっかりとみつめるようになったと思われたら大丈夫です。
●2ヵ月の頃
赤ちゃんはあなたをみつめながらニコッと微笑んだり、「アーウー」と声を出しましたか?みつめつづけていると呼吸が浅くなります。
すると少し多目に息を吐いて呼吸をととのえることをします。この時口唇がU字形となって微笑みの表情が出たり、小さい音声が出ます。あなたが目を離せなくなる位、じーっとみつめてきましたか。
みつめながらニコッとほほえんだり、小さい音声が出ていれば大丈夫です。
また、あなたが目をはなせない位、じーっと見つめてきたら大丈夫です。
●3ヵ月の頃
あなたのイナイイナイバーをみつめて、「アハハハハ」と声を出して笑いましたか。
イナイイナイバーをじーっとみつめつつづけていると息をつめてしまいます。
そこでバーの時にどっと息を吐き出します。この時「アハハハハ」の声が出ます。
イナイイナイバーをみつめて、「アハハハハ」と声を出して笑えば大丈夫です。
また、人の姿を追視しましたか?追視は2ヵ月頃より始まりますが、3ヵ月頃になると人の動く姿を追視するようになります。追視はみつめつづけることによって出るものです。あなたの動く姿を追視していたら大丈夫です。
余談ですが近年祖母たちから「家の孫が視線が合わないので心配です」との相談を受けます。親が気がつかないのに祖母が気がつくのです。
つくづく子育ての体験は、下手な理屈よりも勝っていると思わされます。
でも残念なことに若い世代が子育ての体験者から体験談を聞いたり、知恵を授かろうとしません。
その点、野生の動物の子育ては、親の子育てが継承されています。みごとなものだと感心させられます。私は人の子育ても動物と同様に継承されるべきだと考えています。
先人の子育てには学ぶものがあるからです。先人の子育ての知恵の継承がとだえてきていることがとても残念です。